見当識障害

認知症 [痴呆]の主な症状に知能の低下があります。
まずは記憶障害から始まり、ついさっき食べたばかりの食事の内容が思い出せない、さらには食べたことすら忘れてしまい、家族が自分だけに食事を与えてくれない、と被害妄想(ひがいもうそう)に駆られたりすることもあります。

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また、症状が進むと物忘れの他に、失語・失行・失認(しつご・しっこう・しつにん)といった「見当識障害(けんとうしきしょうがい)」が目立つようになります。こうなると日常生活に支障をきたすようになります。

●見当識障害
自分が置かれている場所・時間・環境を把握する認識能力を「見当識」といい、その能力が障害されることを「見当識障害」といいます。
脳の損傷などが起こると、こうした認知能力が起こることがあります。

では、失語・失行・失認とは?
●失語
聴覚や発声機能に異常がないにもかかわらず、言語の理解や発声が障害されているものを「失語」といいます。
●失行
運動障害をもたらす器質的な病変がないのに、行動が正しく行われないものを「失行」といいます。
●失認
本来認識すべき対象に対して、正常な意味理解ができなくなったものを「失認」といいます。

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認知症 [痴呆]が疑われる場合、その有無や程度を診断するためにいろいろな評価尺度から検査が行われます。そのテスト項目は、主に「認知機能(にんちきのう)」を中心にして作成されています。
認知機能とは?
人間は、現在自分がいる時間や場所、周囲の状況を関連させて正しく把握し、理解することができます。このような、注意、知覚、了解、判断、記憶などの総合された複雑な認識作用を「認知機能」と呼びます。認知症 [痴呆]では、この機能が障害を受けているのです。

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